リッチな夜長

友人としちゃん家族から電話でお誘い。
「近くの公園で夜映画やってるんだけど、映画観ながらワインで一杯やりませんか?」

NYはQueens 地区のイーストリバーにほど近い公園。名前はソクラテス公園(名前が気に入るよね)。この公園はスカルプチャーアート(彫刻・物体)が至るところに設置されており、公園ごと美術館なのだ。友人の彫石家・けんさんの作品もある。
この近くにはイサム・ノグチ美術館もあり、Museum of Moving Image という美術館もあるらしい。後者は行ったこと無いけど。
この夏の間だけ毎週水曜日に催されるEventはMuseum of Moving Imageの主催であり、コミュニティーを巻き込んだ無料イベントである。今日の客の入りは過去5,6年間の開催で一番多いとのこと。見渡す限りの芝生は老若男女で埋まっている。

 本日のテーマは「フレンチ」。小さな屋台も出ていて、ご近所のフレンチ系レストランの料理が売られている。映画の前には前座なるパフォーマンスが披露され、本日はフレンチ風(?)バンド。赤のドレスで統一したバンドメンバーがコケティッシュなハッピーソングを演奏する。
 観客はどこからか集まってきたニューヨーカー達。シーツやゴザを敷いたり、チェアーを持ち込んだりして準備万端。

 公園のお隣は会員制大型ディスカウントスーパーマーケット・「Costco (コスコ)」。
コスコで鳥の丸焼きと枝豆をゲットして、ワインのおつまみを調達。

そして本日メインのおつまみは、フランス映画「Red Baloom 赤い風船」。

としちゃんちの悪ガキ二人はもう既に隣の熟年カップルと友達になっているらしい。
隣の旦那は風船を持ち込んでいるようである。
「ふーせんちょ〜だい」
ってそこら中の子供にたかられていた。

この映画は子供と赤い風船の友情物語である。会話ほとんどなし。
1950年代のフランスの町並みがセンスのいいショットとスピードで披露される。
終わった後、微笑みがたえないような幸せな気分になれる。

おねむになった悪ガキふたりは割れずに生き残った風船を大事そうにかかえて帰っていった。

川に面した公園で、向こう岸のマンハッタンの夜景を眺めながら、赤い風船と枝豆。
なんとも贅沢な夜長であった。。。
# by hiromi_iuchi | 2008-08-08 07:15 | 本日のお気に入り

地下鉄・隣人愛

先ほどマンハッタンにて業者仲間の人とランチを終えて帰ってきた。
帰りの地下鉄の中でまた不思議な体験。

3時半すぎのLラインにしては結構な人が乗っており、座席は満席であった。私もようやく座れたのだが、となりは60歳くらいのおばさん。
座ってから2,3駅過ぎたくらいになって、となりのおばさんが私の腕をちょんちょんとつつく。
はっと見ると、カバンの中から一口サイズのフルーツ(キャンタロープというメロン)が入ったものが覗いている。
「Do you want some?」ときた。
え〜?まじで?
丁重にお断りした(ランチ食べてきたところだからおなかいっぱいでうんぬんかんぬん・・・)ら、「It's goo~d. It's gooood.」と繰り返しつぶやきつつ、食べておられた。

恐るべし隣人愛。地下鉄の見知らぬ友。
しかし、なんで?
# by hiromi_iuchi | 2008-08-07 06:36 | 気になるわぁ〜

不思議な人・その2

前稿の「手拍子エクササイズ or メディテーション」おばちゃんで思い出したが、NYにはとても不思議な人が多い。

親友おぎの旦那・まことっちのスタジオ(ブルックリン南)は閑静な住宅街にある。
3階建てくらいのタウンハウスとよばれる長方形アパートメントビルが両ストリートにぎっしりと建ち並んでいるのだが、どのビルにも入り口に15段くらいの階段がある。(コズビーショーに出てくる家並みみたいなの→お〜古っ!)
その階段の脇に立ってたたずむおじさんが居る。
おぎ曰く、毎日毎日、朝から晩までいるそうだ。
なにをするわけでもなく、だれといるでもない。
だただた、ず〜っと立って一部始終を眺めているのだそうだ。
たぶんご飯とトイレのときだけいなくなっているのだろう。
確かにおのおっちゃん、あたしがスタジオを訪れる時は常にいる。

あたしのご近所もこういう感じの住宅街でムームーみたいな部屋着をきて、かつらかぶったおばあさんがうろちょろしてたり、窓からじーっと外を眺めていたりするが、そんなに朝から晩までず〜っとではない。

このおじさんは仕事は?(もちろんないよね)何を見いだしているの?何が目的?
もしかして作家?
またしても想像力をかき立てられる。

このおっちゃんのお連れがもうひとりいるらしい。黒人のおじさん。
自称カメラマン・・・(綺麗な女の人が通りがかるとカメラを持って出てきてかまえるらしい・・)
この二人はじ〜っとたって何を話すでもない。
笑えるのが、夏の暑い日は影になっているほう(道の向こう側)に移動してきているらしい。やっぱ暑いんやん。。

ま、役立つといえば、このストリートに限っては泥棒も何もできない。
だって人間監視カメラがいるのだから。。。

不思議な謎の人物・・・in Brooklyn
# by hiromi_iuchi | 2008-08-06 03:42 | 気になるわぁ〜
まだまだ続く時差ぼけ。
朝6時に起床(嬉)アパート内より外のほうが涼しそうなため散歩にでかけるとする(ジョギング!といいたいところだが、とりあえず散歩にする)
コーヒー豆をきらせているためちょっと遠くのベーカリーでコーヒーを買う。
飲みながらぶらぶらと近くの公園へ歩く。
この公園には整備されたトラックがあり、ざっと80人くらいの人々がそれぞれにジョギングしたり歩いたり、犬を散歩したりしていた。(知らなかった・・)
2,3人の人に交じってすみんこのほうでとりあえずストレッチ体操をする。
そして走ろうか!と思いつつも、ベンチに座ってコーヒーを飲む。
ホームレスと二日酔いの人おっちゃんが2,3人ベンチに座っていた。

ひとしきり走っている人々を眺めたあと、さっきから響き渡っている音のするほうへ歩いていくと、なんとその音を発しているのはアジア系おばちゃん。
おばちゃんが一定のリズムにて直立で手拍子をしていた。
このおばちゃんの格好はエクササイズのできるようなラフな姿。
こ、こ、これは・・・
手拍子がどういう効果と意味をなしているのか?
体にいいのか?
その手拍子はもちろん音響効果をなして公園中に響き渡っている。

この人は何者なのか?手拍子体操とは?
いろいろな人がいるものだ。

早起きは三文の得。
# by hiromi_iuchi | 2008-08-05 01:56 | ひとり言
NYの無料情報紙にChopstick NYという英語版の月刊マガジンがある。日本語のものは他にもあるが、英語のものでは唯一であろう。
ここに取扱い蔵元のひとつが記事広告を出している。
毎月ひとつ商品取扱店を選んで、酒とあわせた自慢料理と一緒に紹介するのである。
今日は9月号掲載の店、ブルックリンにある「BOZU(坊主)」での取材に立ち会う。

元建築家のしんさんと元レストランマネージャーのまことさんのふたりが経営するタバス日本食+バーである。開店の4年前はここブルックリンのGrand Streetにはほとんどレストランはなかったが、今ではずらーっとカフェやレストランが建ち並ぶようになった。
レストランを建てる直前に、目の前の古いビルの立て直し工事が始まり、その廃材をふんだんに使わせてもらっての内装。味のある手作りレストランにしあがっている。

日本酒は20種類、グラス売りは5種類くらい。(他はボトルのみ)
今回の紹介銘柄「千代むすび特別純米」はオープン当初からメニューにのっている古株である。

ビバレッジ担当のしんさんは旨味のある酒好みで、味にはちょっとうるさい方。
プレミアム酒が浸透してきた今、大吟醸・吟醸・純米などの言葉をしっている客も少なくない。ここ米国でありがちなのは少し酒の知識がある人は「Daiginjoはすばらしい」と思っており、冷酒を飲むならDaiginjo!という偏りがみられる。もちろん吟醸系は飲みやすく素晴らしいが、そこを通り抜けてさらにJunmaiの良さも発見してほしい、というのが次の課題。
しんさん曰く「吟醸ばかりのんでいる人に純米の良さを紹介するのに使える一品」というのがこの千代結び特別純米である。なるほど。
フルーティーな吟醸香が高く、飲み口はスムーズ。しかし口の中でそのバランスのより旨味が広がり少しだけスパイシーさを後味に残しながらつづく長い余韻。
ベタベタの重い純米が苦手という方にもすんなり入っていける酒である。

千代むすび酒造を訪れたことのあるまことさんの蔵での体験話をききながら、「近所の日本酒」コンセプトをアメリカに広めたいというまとめに一同頷く。えー話しや。

恒例のシェフのマッチング一品であるが、ライター・カメラマン・私の3人は千代結びとあわせる今回の料理・「キングクラブとグレープフルーツのサラダ」「銀だらのグリル」に舌鼓を打つ。本日、千代結び特別純米があと1本しかないのでオープンできないため、想像によるマッチングである。。(悲)
銀だらは多めの酒粕でマリネしてあり絶妙においしかった。酒無しにこれを食べるというのはご飯なしに「ご飯ですよ」を食べさされる感じでとてもつらかった。嘆いている私たちを見かねたのかシェフまことが別の酒を差し入れてくれた。。あ〜人安心。
やっぱうまい。

役得な午後3時であった・・・ (こんどは1人前全部たべるぞ)
えー話しや。
# by hiromi_iuchi | 2008-08-05 01:42 | 営業日記

時差ぼけ日記

久々投稿です。日本は実家の姫路での〜んびりしてきた。
NYに戻り5日目の現在も時差ぼけばっちりなのだ。
何度も言っているが私は時差ぼけ状態が大好きだ。
朝の4時におきていてご飯炊いているとか、朝から寝て目が覚めたら夕方だったとか、という超現実な時間を得られるので好きだ。

ちなみに昨日・今日を紹介すると、
昨夜は朝からず〜っと起きていたため、11時半から始まる大好きなTV番組・「Law & Order」を待てずに11時に寝てしまう。
そして日本の友人からの電話にて真夜中2時に起こされる。
1時間ほど電話会話をしたあと例のごとく飯を炊く(ここ4日間くらいずっと真夜中に飯を炊いている・・)。
一度寝ることを試みるが、失敗。
5時頃起きあがり台所で実家の母に電話する。
この人はいつも私がNYから国際電話をしているのにもかかわらず、「なに?」と問う。いつも用事はないので冷たい返事だと思う。
他愛もない会話を楽しんだ後、「あ、キャッチ入ったから」、と唐突に切られる。
炊けたご飯と冷や奴で空腹を満たす。
お腹がいっぱいになったので眠くなり、6時半であることを確認しながら横になる。
10時に目が覚め、あわてふためく。

こんな感じである。

今日も蒸し暑いNY。
楽しい時差ぼけ生活もあと1週間くらいである。
# by hiromi_iuchi | 2008-07-30 01:54 | ひとり言

日本酒ブーム・・・

大七酒造の社長からメールが来ていた。
大七の酒をプレゼントされて飲んだアメリカ人(ソフィーという名前みたい)が、とても美味しかったのでどこで買えるのか?という問い合わせメールへの返信の依頼だ。

私が大七の酒の取扱いを把握しているのは10年前から商売をしていただいている
Astor Wine & Spirits (Dowtown) とAmbassador Wine & Spirits (Midtown).
この2件をソフィーに紹介した。

この2件とも、私がNYで地酒営業を始めた10数年前からのおつきあいである。
当時、NYのリカーストアにおいてある酒はほとんど月桂冠か松竹梅(made in US)。すみんこのほうの下側のタナに置き去りにされている感じでしかなかった。

地酒(酒全般に言えるが)はワインと違って温度、光によって傷みやすい。なので常温のタナにしかおいてくれない店にはできるだけ売らないというのをモットーに、店のバイヤーに説明、説得しながらの営業であった。

ほとんどのリカーストアでは冷蔵庫はあるが、売れ筋の白ワインとシャンパンに占領されており、認知度の低い日本酒などというしろものの入れる隙間はない。

にもかかわらず、この2件の店は、新しく冷蔵庫を用意してくれ、そこに地酒をいれることを快諾してくれたのだ。Ambassodor Wineでは、若オーナー・レニーがとても熱心に地酒を取扱いたいとのことで、ウォークイン冷蔵庫を工事してまで店に造ってくれた。

もう一件著名なリカーストア(Morrel & Company)での取扱い希望があったが、冷蔵庫に入れられないというので、ダミーボトル(空瓶)を用意して説明書きとともにタナに並べ、「ご入り用の方は奥に在庫があります」として、地酒は奥の涼しく暗い倉庫においておいてもらう、という地道な努力もしてもらったりしたっけ。

最近は多くのリカーストアにて地酒の取扱いが増えたが、「冷蔵庫、冷蔵庫」とうるさくいう業者も少ないらしく、売れたらいいって感じでせっせと納品し、平然と普通のタナにおかれている。
イースト・ビレッジにある店などでは、日中ものすごく日光の当たる正面のウィンドウ棚にびっしりと地酒が陳列してある。あれじゃ絶対味がいかれていると思う。
その安くない・逝ってしまっている地酒を買って飲んだ人はもう二度と地酒を買わないだろう。
うちの近所のブルックリンでもリカーストアの店先のウィンドウに地酒がおかれている。おしゃれな透明瓶に入った地酒は黄金色に変色しており、にごりなどはもういってしまっているだろう。

地酒ブームとともに広まりつつある地酒であるが、このあたりの細かいケアを業界全体で徹底していかないとブームで終わってしまうのに。
人気爆発のSushiもなんでもかんでもになって品質チェックを怠ると、食中毒とかがでて一気に危険な食べ物になってしまうのだ。すし業界も気をつけないとね。

商品の定着はこまかなケアが必須なのである。
それでないと文化に傷が付く。

ソフィーの話からぼやきになってしまったが、消費者のみなさん、もし日本酒がお店で日光のあたるところにおいてあったら、一言、店の人に「こんなんじゃ、酒が死ぬよ」と忠告してあげてください。

小さなことからコツコツと・・・両手をぐーしながら。。。

Astor Wine & Spirits
Ambassador Wine & Spirits
# by hiromi_iuchi | 2008-06-26 02:06 | 営業日記

ハービー・ハンコック

最近のNYはとても素晴らしいお気に入りの天候。
2週間ほど前の例の「泣く子ももっと泣く」残酷暑の後、めっきり春のような毎日なのです。夜は11時頃になるとスコールのような雨がゴロゴロをともなってやってきては30分ほどで去っていく。まるで亜熱帯気候のすずしい版みたいな気候で、私は1日中眠いのである。

さて、昨夜は前々から予約していたコンサート。NYJazz Festivalの一環である「Herbie Hancock @ Carnegie Hall 」に行ってきたさ。
同行者はれいことせいこ。(漫才コンビみたい・・)

カーネギーホールの斜め前のカフェで待ち合わせして、いそいそとホールに向かうと人だかり。これってウキウキわくわく感をそそるのよねぇ。自分が参加できる場合にのみ限るが。。(自分がいかない場合はうっとおしい人だかり)

3段回くらいにわかれた値段の一番安い席を予約したが、なんと一番てっぺんの一番後ろの席から2列目。。そんなに奥でなくても。。なぁ。。
息切れしながらホールのてっぺんまでの階段をのぼる。
ま、いいわ。耳をすましてれば関係ない!

前座のトリオがはじまってい〜かんじだったのだが、バンマスのギターがなんかへんなハミングを歌うんですわ。この人はアフリカ出身らしく、アフリカの雰囲気を盛り込みたいのか、ハミングするんだけど、これがとても耳障り。

やっと出てきたハービー。68歳やって。
1曲目からがんがん格好いい演奏をかますバンド。いえ〜い、と喜んだもつかの間、ボーカルの女ふたり出現。
ボーカル入りのジャズはとても難しい。ボーカルがかんなり上手くないととっても気に入らないことになること間違いなしなのだ。だって、そうそうたるメンバーがバックバンドみたいになってしまうから。。
とくに白人女性のボーカルな場合は95%がアウトの経験をもつ私。

いやぁ、しらける。
ボーカルが一生懸命に感情を込めて歌えば歌うほど茶番な雰囲気がどよ〜んとなってうなだれてしまうのであった。

残念。

3曲もボーカルつき、バックバンド風でむだになる。

ま、最後はバンドだけでやって、後味そんなに悪くない、って感じだったけどいまいち感あふれる。

「これからはジャズをカーネギーホールに聞きに行くのはやめよう・・」
と、れいこ&せいこと3人でうなずいた。  の巻。
# by hiromi_iuchi | 2008-06-25 07:07 | 本日のお気に入り
アメリカ日本酒事情。
日本の地酒メーカーが猫もしゃくしもと市場開拓をねらって進出してきているNY。
遅ればせながらもジェトロや大使館・領事館さんたちも日本酒ブースやら試飲会などを企画しだしたのは2,3年前。
はっきりいって持ってきたら売れると思っていらっしゃるメーカーさんが多い。
問題は教育と営業の二本立てなのだが、これなしにはわかんないし売れない。と、言い切ります。
さて、My American フレンドが耳よりな情報!と送ってきたのがこの酒。
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銘柄は“Sake to me"とのことだ。
このフレーズはどういう歴史が産んだのか、アメリカ人に広く知られている。第二次世界大戦以降のゲイシャ・フジヤマと時を同じくする感じか。。
営業で田舎に行ったときなぞによく言われる。。。なんなんやろ?

そう。そういうレトロ感あふれる命名なのであるが、
友人曰く、「こんなふうにヒロミんとこの酒もアメリカ人にアピールすれば?」やって。「嫌じゃ、ぼけぇ!」
10年くらい前から地酒(高級酒)がもてはやされ始めたころに、青森のお蔵元さんがオレゴン州に建てた酒工場で造った酒、“Momokawa"が、アメリカ人にアピールしやすいようにワインっぽいダークブルーのボトルに「ダイアモンド」(=大吟醸)や「パール」(=にごり)などの命名で現地生産で求めやすい値段で市場開拓したっけ。最近めっきりお見かけしないけど。。。
ま、そんな感じの“Sake to me"なのであった。

生産者はだれなのか?中身の日本酒はなんなのか?
まだ未調査であるが、面白いことだ。もちろん安いのだろう。

こういうのが登場してくるというのは米国日本酒業界にとってとても素晴らしいことであると思える。日本酒がもっと身近になっていっているという証拠であるし、ツールになり得る。
そして地酒メーカーはその商品の差別化に力を入れるのだ。
酒は酒でもいろんなレベルがあることを説明するのだ。

アメリカに入ってくる地酒は値段も安くない。
このキャッチーな飲み物とは、ターゲット顧客は全く違うし売り方も全く異なる。

安い日本酒を求める顧客はSake to meさんに任せて、それでも飽き足らない本物の日本酒を求める層に地酒はアピールするのだっ。

でもそれがめっちゃ美味しかったらどーしよー。・・・・
# by hiromi_iuchi | 2008-06-24 06:47 | 営業日記

飛行機での出会い

先週末LAに出張してきました。
NYは泣く子も黙るような猛暑であったらしい。
いつも運悪のわたしがめずらしく運が良かった。あ〜よかった。

ところでLAからの帰りの飛行機。迷ったあげくまたしてもマイル貯金にてアップグレード・ビジネスで帰ってしまった。座席に着いてから1時間くらいたってから、「はい、みなさん、おりて〜」となり飛行機を乗り換えさせられた。理由もなにも説明なし。柵飼いの家畜のようにいわれるがままなのだ。。
 みんな何も言わずにいわれるとおり。このへんはアメリカ人の方々は素直なのか、もうあきらめているのか、おとなしく従う。おそらく後者であろうが。

 このようなハプニングはようようにして同乗者の連帯感を強めるものである。私も今回隣の席のおじさんとお友達になって、NYまでの5時間半おしゃべりに熱中して過ごしたのであった。
 このおじさんはなんと「アート・ディーラー」であるらしい。
 なにを隠そうわたくしも15年ほど前にNYに来たときは、アート・キューレターになりくてギャラリーでこき使われたり、「アート・ディーラー」というタイトルの本をバイブルのように読んでいたので、このおっちゃんがそれだときいたときには、きっと目が光ってしまったに違いない。
 目の光りがばれないようにこのイギリス人であるという65歳くらいの紳士に質問する。日本酒が大好きだが何も知らないので教えてくれ、という紳士にあれこれ日本酒のことを説明しながらも、それとなくアートの話しに転換していく。
 「実は私も絵を描きにNYにきたんだよね〜」などとちらりとアピールしてみたり。もちろん目の光りを押さえながらね。
 このおじさん、サンタバーバラに家があってNYには1ヶ月に1回10日間ほど滞在するとのこと。75丁目のパークアベニューという金持ちエリアにアパートを持っているらしい。かなりお金持ちなのであろう。
 おっちゃんのお金には興味はないが、本物(にせものはいっぱいいる)アート・ディーラーと初めて会った私はそれがどういうものなのか興味津々なのである。

 いやいやお友達としてキープしたいわ〜。
 ばればれにならないように、と願いながら「名刺」を渡して、「日本酒のイベントがあったらまたよぶね〜」とささやく。
 おじさんからは名刺はもらえなかったが、「僕は今、名刺もってないけど、必ず君のアドレスにメールするからね」と言われ、「OK!」とウインクばり(してないけど)笑顔で別れる。

 以前なんかの成功者特集雑誌で「大物と出会うために、貧乏だけどグリーン車にのるようにしていた」って言ってた人がいたっけな〜。こういうことか、、などと考える。

 そして1週間が過ぎた今現在、おっちゃんからのメールはない。

あ〜こういうことか、。。。

 
 
 
# by hiromi_iuchi | 2008-06-19 02:53 | 気になるわぁ〜