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NYで日本酒を営業する日々をつづる・・・・つもりがただの独り言日記に成り下がっているかも。


by hiromi_iuchi
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SOHO スケッチクラス

NYはソーホーにあるスケッチクラス。ビルの地下に潜って行くのだが、裸モデルがポーズをとるステージがあってその周りに椅子がいっぱいおいてあるのだ。久々にきた。

本日のモデルは白人・ふくよかな女性・45歳くらい・そして坊主。そしてバラの花とツタがからまる入れ墨が腕と左脚にはいっている。私はモデルはこんなかんじのちょっと太めの人が好きだ、スタイルが良すぎたり痩せているモデルは描きたいという意欲がかきたてられない。
この教室はいろんな年齢層、プロ・アマ問わずいろんな人がスケッチをしに来ている。ちょっと変わった人が多い。
本日のヒット:左斜め前に座るおじさんが休憩中、おもむろになんとフランケンシュタインのブロマイドを出してきてじーっと眺めているではないか。うつむいていた顔がわたしの視線を感じたのかこちらをむく。目が合う。微笑む。えーーーーっ、この人フランケンシュタインにくりそつ!!!あの髪型をしているのだ。。。
自分がフランケンに似ていることを知っているのか?!それともただの偶然か?
なにせ不思議・・・・
なんでこんなときにブロマイドやねん。。。
# by hiromi_iuchi | 2007-11-29 05:19 | 気になるわぁ〜

時差ぼけは読書の好機

今年はいっぱい日本往復しておるな〜
今回も例にもれず超のつく時差ぼけです。もうNYに戻ってきてそろそろ2週間たとうかというのに、夜眠れず本読みまくってます。
せっかくなので読書日記でもと思いたちました。

11月27日(火)
「星なんとか」林 真理子著
これって林真理子の自叙伝小説。あの人が若いときから不細工を自認しつつその不幸さを冷静に受け止めていく下りがすごいリアルで面白かった。たぶん彼女を知る第3者が彼女のことをつづると全然違う小説になるんだろうと思えるように匂わすところが巧妙。煩悩の赤裸々な告白がいやらしくなく読み終わったあとほのぼのとする。

11月26日(月)
「眠れる真珠」石田衣良 著
時差ぼけのため朝3時に目が覚め7時くらいに読み終えたのだが、その日一日なんだか気分が悪かった。
45歳の女流版画家が同年代のやり手画廊男と不倫した後17歳年下のイケメンと恋愛にはまっていくお話。これっていかにも中年女性購読のファッション誌に連載したらうけるって感じの表現が多すぎて”げっぷ”て感じだった。いちいち格好いいねんもん、着る服とか乗ってる車とか、仕事に打ち込むとか、でっかい犬とか、近所の美術館とか、画廊とか、カフェとか、ロイヤルミルクティーをダブルでとか、、ねらいすぎてナルシスト入りすぎ。そんで17歳したの映画監督志望の彼氏の未来のためにわざと身を引くとか、、おもんな〜い。
しかも最後はタヒチでご対面でハッピーエンドやって。おもんな〜い。
後、すごい嫌やったんが、17歳年下君にいちいち「私はおばさんだから、、」みたいな自虐的なセリフをはきまくり、彼はきっちり否定する。みたいな、。否定された後どう反応するつもり?とか。もうやめて〜
今週末に誕生日をひかえてまた一つトシをとる予定のあたしは、45歳って人ごとじゃね〜な、ってことで「人のふり見て我がふり直せ」とつぶやくのだった。
# by hiromi_iuchi | 2007-11-28 08:35 | 読書日記

長野県・松代への旅

何が怖いって時間の流れのはやさ。もう11月も終わりっすよ。
手術の後のチェックアップのため日本に3週間帰国してました。
今回はJapan Rail Pass(外国人・永住権保持者にのみ許されるJR乗り放題のパス)の1週間バージョンを2コ買って準備ばんたん。
乗らなきゃ損っつーことで、まず長年のNYの友人でジュエリーアーティストのきよみさんのご実家、長野県は松代に東京から新幹線で1時間半。
長野駅から古戦場経由のバスに乗ること600円、つきました(遠い)。この辺は今NHKの「風林火山」が放映中で人気絶頂、真田のお殿様の城下町。
きよみさんちの近くのホテルの温泉を一服。黄土色に濁ったお湯がこれまたきっく〜ぅってかんじでひきかけの風邪もなおりそうな予感。たぶん今まで入った温泉の中でも一番気に入ったかもしれな〜い。
あったまった後はきよみさんちの近所の居酒屋へ。餃子の美味しいというお目当てのところはお休み。ひとっこ一人いないがら〜んとした商店街でもう一軒あると思うという居酒屋へ。客は私たち二人のみ。大丈夫かぁ?と思いながらテーブル席へいくがふつうの椅子のテーブルなのにさすが長野!こたつ状態になっている。。
場末の居酒屋と思いきや、食事はメニューなしのおまかせコースのみ。
不思議〜なかんじだったがしょうがないので、おまかせする。
するとすると、長芋の冷製スープがきた。うそっ!続いて近くの川でのみとれる天然サーモンの刺身、次々と長野・松代の名物とされる食材でつくられた料理がでてきた。。椅子のこたつでちょっとおされなコースは予想外のおもてなしであった。

次の日は朝からきよみさんのお父上に「象山神社」(維新の父・佐久間象山をまつる)をメインに松代の城下町を案内してもらって大満足!!
厳しい冬に突入する直前の長野県は松代にて、維新時代の空気にふれる。歴史の足跡がばっちりのこる城下町一泊旅行は大ボーナスの巻となりました。

名物の長芋を新聞紙につつんでもらって東京にもどるのであった。
# by hiromi_iuchi | 2007-11-01 06:50 | 本日のお気に入り

Whole Foodsで油まみれ

昨日は4ヶ月半もごぶさたしていたジムに行くこと2回目。
少しの運動だが満足してスチームに入り、帰りにオーガニックの野菜でも買って帰ろうと思い立ち、14丁目にあるWhole Foodsへ。ここはものすごい人なのでいつもイヤになって帰るのだが、最近オーガニックを心がけているので我慢してお買い物。店のおにーちゃんが棚に追加陳列作業をしていたので、すり抜けようとすると・・・がちゃがちゃ、がちゃ〜ん!と何かが崩れ落ちる音が、、悪い予感がしたが、言わずもなが私でした。オリーブオイルが積まれていたのを2〜3本壊してしまい、足下はオイルでびたびた。「うぅ、弁償か、とほほ・・」と思った瞬間、「It's OK.」と言われ、あ〜よかった。。。
でも周囲の人の視線を一手にひきうけ、油でびたびたになりながら突っ立っていた。
にーちゃんが持ってきてくれたトイレの紙を靴の中に敷いて、どきどきしながら残りの買い物を終了。もちろんそのまま地下鉄で帰る。(オイル足で)
「えらい一日やったな〜」と思いながら最寄り駅の出口階段をあがると、ぱとかーと消防車が5,6台ぴかぴかしている。何事?と思っていると道路から離れてある店に車が斜めにつっこんでいるではないか!!!ひえ〜。
なんとそのつっこまれている店はよく弁当を買いに行っていたノリさんの弁当やさんだ!ノリさんの身の上を案じながらとぼとぼと家に帰る。
ノリさん不運なのか?でも保険金とかが下りたら幸運なのかも?
ま、なにがおこるかわからない。
# by hiromi_iuchi | 2007-10-20 01:15 | 気になるわぁ〜
大学のドミトリー小部屋かハイジの屋根裏かというみすぼらしいホテルで爆睡した次の朝、2時半からの試飲会まで時間があるということでボストン美術館を訪れる。同行者の蔵元社長も大の美術鑑賞好き。実はわたくしの作品(絵)も10年前の個展でお買いあげいただいたのです(しかも一番上出来のやつ)
ボストン美術館はエジプト古代のセクションが充実していることで有名。それと今スペシャルで日本の浮世絵展をやっており、浮世絵をボストンでみるっつーおつな感じだったのです。日本だと素通りするとおもいきや、ボストンだとなんやらその時代背景とか美術史中での重要性など客観的に見えてくるのが不思議。後から思うとこれしか印象に残っていない。
小雨が降ってきた中を試飲会会場まで急ぐ。
20人あまり参加のこじんまりした試飲会に終わってしまったが、まぁよしとしよう!って全然やるきなしやん、あたし。

試飲会の後、夜の営業開始。
ボストン現地の問屋さんのキーパーソン、ロイドさんと共に1件目、UNIへ
そうそう、あのウニでんがな。ここはブティックホテルの1階にあり、Clio (クリオ)というフレンチレストランのつづきであけられた Sashimi Barなのだ。以前はレストランのラウンジとして使用されていたスペースのバーカウンターの後ろ側でシェフが刺身をサーブするというもの。やっぱりUniにきたらウニだろ、と注文。こちらのシェフ始めみんなは仕事が終わったら帰る前にこれで一杯やるという(ほんまか?)大七酒造、生もと本醸造。かなり通ですぜ、この酒が好みなんて。
ボストン営業旅行 その2_f0013404_7265729.jpg
ロイドさんはワインの問屋さんなのでワイン通。この人とはもう10年ほど一緒に仕事してきたので日本酒に関する知識はかなり本物。しかもワインと照らし合わせた理解の仕方なので聞いていてすごく勉強になるのだす。この日も蔵元社長に酒造りの菌についての質問を浴びせ、社長もすんごい専門的な回答をして、細菌の名前とかバシバシ登場して、通訳をしている私は頭フル回転でふたりの専門家の間を言ったり来たりしてたのであった。
するとカウンターの隣に座った底抜けに明るいおっさんがじ〜っと聞いていて、いきなり会話に参加してきたのだ。
「何の話し?」
っててめーにわかるわけないだろっ!ひっこんどきなっ!的な気持ちを込めて細菌の名前(もう忘れた)をぶちかますと、
「あ〜、○○○○だよね。←カタカナ。それはベラベラぺらぺら」
ひぇ〜〜〜、しってるぅ〜。知ってたよこの人。後できくと醸造学の学位を持っているらしい。恐るべしボストンのバー。失礼しました。
ここの常連らしいこの人はスペシャル限定生産日本酒ボトルをキープしてるらしく、自慢顔でふるまってくれたが、その酒ちょ〜まずくて我ら絶句。営業用にもっていた大七酒造・純米大吟醸・宝暦を飲ましてあげるとそのおっさんも絶句やった。やろ?申し訳な〜い。

2件目。ボストン郊外にある一番のお得意先、「Oga Restaurant」
前にここのNY店について書いたがその本店。トレメンダスな腕をもつ日本人オーナーシェフがいいねたでもてなしてくれる。ここででてきたウニはさっきのUniのウニよりも数段おいしかったっす。ボストンに来るたびに立ち寄るのだが、今日のヒットは新作メニューまぐろのサラダ。ご飯でつくられたトースト風カナッペの上にマグロ薄切りと少々野菜がのっておりちょっとピリ辛スペシャルソースが美味で〜す〜。ボストン営業旅行 その2_f0013404_7441010.jpg

ここでのお酒は大七酒造・純米大吟醸 箕輪門。

お腹まんぱんでドミトリー・ハイジ風小部屋に帰る。
食べ過ぎやっつーの。
# by hiromi_iuchi | 2007-10-13 07:55 | 営業日記